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ダイコン
1kg 132 円
1 円
にんじん
1kg 234 円
5 円
はくさい
1kg 92 円
3 円
キャベツ
1kg 130 円
6 円
ほうれんそう
1kg 464 円
17 円
ねぎ
1kg 414 円
結球レタス
1kg 155 円
きゅうり
1kg 307 円
7 円
なす
1kg 408 円
0 円
トマト
1kg 364 円
19 円
ピーマン
1kg 637 円
9 円
ばれいしょ
1kg 167 円
さといも
1kg 461 円
28 円
たまねぎ
1kg 110 円
ハウスみかん
1kg 1851 円
566 円
しらぬひ
1kg 585 円
80 円
りんご
1kg 450 円
15 円
もも
1kg 4292 円
おうとう
1kg 7632 円
432 円
デラウェア
1kg 3561 円
420 円
いちご
1kg 1069 円
29 円
アールス
1kg 1136 円
一般メロン
1kg 702 円
14 円
大玉すいか
1kg 362 円
16 円
小玉すいか
1kg 513 円
23 円
輪菊
1本 78 円
スプレイ菊
1本 63 円
小菊
1本 44 円
2 円
カーネ(ST)
1本 90 円
13 円
カーネ(SP)
1本 88 円
バラ(ST)
1本 99 円
バラ(SP)
1本 119 円
ユリ・オリエンタル
1本 246 円
ユリ・スカシLA
ユリ・テッポウ※
1本 153 円
スターチス
1本 37 円
スターチスHB
1本 109 円
ガーベラ
1本 45 円
10 円
トルコギキョウ
1本 285 円
12 円
宿根カスミソウ
1本 104 円
8 円
30 円
%4 %
1キロ価格(2日)
190 円
前市比(1日)
前年比
22 円
前々年比
平年比
32 円
120%
NOPIX値(2日)
青果 137
野菜 161
青果 ▲18
野菜 ▲23
603 円
102 円
43 円
106 円
121%
果実 80
果実 ▲9
1本価格(3日)
84 円
117%
NOPIX値(3日)
87
▲26
4月の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は、野菜は3月からの天候不順を引きずり、品薄高が続く品目が目立った。果実は、メロン「アールス」が訪日客増加を受け業務需要が好調で、堅調相場となった。 野菜で高値が顕著だったのがニンジンで、価格は平年(過去5年平均)比86%高。関東産が端境で産地が限られる中、徳島産が低温や雨天で生育、収穫作業ともに遅れ、取引量が同16%減と伸びなかった。 結球類も、3月に急騰したハクサイは落ち着いたが、キャベツとレタスは同38%高。晴天の日が続かず不安定な入荷が続き、業務需要が逼迫(ひっぱく)した。果菜類も西南暖地産を中心に取引量が伸び悩み、4品目とも平年を下回った。キュウリとピーマンの価格は同4割高を付けた。 土物類は、タマネギの取引量が同4%減。貯蔵物が終盤で少なく、増量期を迎えた新物も月後半は雨天で収穫が遅れ、相場は緩やかに上昇した。 果実は、品薄高の品目が多かった。メロン「アールス」の取引量は燃油高を受けた休作の影響が続き、平年比17%減。供給不足の中、訪日客も多く利用する旅館や高級料理店など業務筋の引き合いが強く、価格は同53%高となった。 一般メロン「アンデス」も堅調で、価格は同15%高。日照不足による小玉傾向で入荷が減ったことや、資材費高騰による産地要請価格の上昇が影響した。 小玉スイカの取引量は主力の関東産が2、3月の低温や日照不足による着果不良の影響で同9%減。不足感から価格は同20%高となった。大玉スイカも堅調な相場となり、価格は同19%高となった。気温高でカット・ブロック売りを中心に例年よりも早く売り場が広がった。
緑茶の輸出が伸びている。主役は抹茶で、2023年には抹茶を主体とした粉末状緑茶が緑茶輸出量の約6割に上る。健康志向の高まりから欧米などではスーパーフードとして抹茶が注目され、ラテやアイスなど飲料、スイーツ需要が拡大する。産地は輸出先の検疫に合わせた防除体系を組み、有機栽培も広げて供給力を高めている。 抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の生産量は増加傾向だ。荒茶生産量のうちわずか5%の碾茶から作る抹茶が緑茶の輸出の6割を占める。生産者が出荷する荒茶段階の1キロ価格は、碾茶が煎茶の2倍で、生産者の増産意欲は高い。 _ _ _ _ 海外では抹茶に含まれるカテキンなど栄養価が高いことから、体に良いスーパーフードとして注目。フレーバーとしての需要が広がり、輸出の追い風となっている。日本茶輸出促進協議会は、手軽に楽しめるコーヒー、紅茶に次ぐ第三の飲料として抹茶は定着しているとし、「海外では抹茶の特徴である渋味がポジティブに受け止められ、ラテやアイスなどで素材として使われている」と話す。 抹茶など茶類の製造・卸販売をするあいや(愛知県西尾市)は、1983年から煎茶を中心に米国に向けて輸出を開始。2001年には米国に現地法人を立ち上げ、今では米国を含め世界で四つの現地法人を展開する。 輸出拡大の転機は10年ごろに海外の飲食業界から声がかかったことだ。抹茶ラテなどミルクと合わせた商品が広がり、10年ごろに15~20%程度だった海外比率が、現在では海外への出荷量と売上高ともに全体の約60%を占める。カフェチェーンやレストランなど消費者に近い市場に売り込めたことで、抹茶商品が増えてかつ消費者がアクセスしやすくなったことが要因とみる。 _ _ _米国の食品展示会で日本の抹茶への注目度は高い(カリフォルニア州アナハイムで=あいや提供) _ _ _ 杉田武男社長は「中東でも注目されつつあり、今後海外の市場はさらに広がる」と話す。 拡大する海外の需要に対応しようと産地も取り組む。茶の輸出は、相手国に日本で使う農薬の残留基準がないことが多く検疫がネックだった。碾茶の生産が全国1位の鹿児島県では、各地に先駆けて、欧州連合(EU)や米国などにも輸出しやすい有機栽培に取り組み、有機JASの面積(茶畑)は全国の半数を占める。病害虫に強い品種の導入や機械化による労力軽減に加え、農薬の飛散が少ない中山間地での生産が奏功した。 県は2025年度の茶の輸出目標を20億円(抹茶16億円、煎茶4億円)に設定し、有機栽培の面積拡大や碾茶の生産安定と品質向上などに取り組む。 _(菅原裕美)
日本ばら切花協会(鬼崎康弘会長)は、横浜市のパシフィコ横浜で第66回日本ばら切花品評会を開いた。最高賞の農水大臣賞には吉原一夫さん(群馬県)の「ビーハイブ」(スタンダード・オレンジ)が選ばれた。今年は3日から開かれている「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2024」に合わせて開催。出品作品を一般公開し、国産バラの魅力を消費者に伝える。 今回出品されたのはスタンダード品種86点、スプレイ品種27点の計113点。花き団体や流通業者ら18人の審査員が商品価値や品質を評価し、新設のGREEN×EXPO2027賞など特別賞22点のうち21点を選んだ。残りの1点は会場人気投票で選出され、6日に発表する。 審査長を務めた岐阜大学応用生物科学部園芸学研究室の山田邦夫教授は「農水大臣賞の受賞作品は、はやりの淡い色で花と葉のバランスも良く、形や大きさもそろっていた」と講評した。 その他の主な受賞者は次の通り。 ▽農産局長賞=群馬・三宅博和「アバランチェ+」(スタンダード・白) ▽関東農政局長賞=群馬・大谷伸二「ブルームスラプラージュ」(スプレイ・ピンク) ▽神奈川県知事賞=群馬・大澤昭彦「アマダ+」(スタンダード・赤) ▽横浜市長賞=長野・森谷芳弘「ルージュベリー」(スプレイ・ピンク) ▽GREEN×EXPO2027賞=群馬・今井守「グランオマージュ」(スタンダード・白)
_ _ 日本農業新聞では、野菜、果実、切り花で本紙独自の市況指数「日農INDEX」(日農平均価格、NOPIX)を算出し、市況の動きが一目でわかるよう工夫しています。本紙1面で掲載しているもので、このページでいち早く掲載します。 「日農平均価格」は、青果・花市況で連携する各地区大手14の卸について、それぞれの品目別の平均価格(過去比付き)と販売量を算出し、各地域の相場指標として示したものです。 それぞれの品目の詳細については、日本農業新聞市況面または本紙サイト「netアグリ市況」をご覧ください。 市況の動向はおおむね2、3日後にはスーパーなどの店頭価格に反映されます。ただ、直接連動するわけではありません。 __ _ _
小玉スイカの30日の日農平均価格は、平年比32%高の1キロ559円だった。主力の関東産の入荷が2、3月の低温や日照不足による着果不良で少ない。 品薄に加えて、気温が上昇する中、玉売りを中心に「スーパーからの需要が底堅いことも高値の要因」(東京の青果卸)という。 今後、需要期になる連休中まで品薄高が続く見込み。中旬以降の出荷分は着果量が確保されていることで、「入荷量は回復し相場が徐々に落ち着く」(同卸)見通し。 __ _
インバウンド(訪日外国人)の土産品として、ふりかけなどご飯のお供がひそかなブームとなっている。日本食を楽しみにする外国人客が増えており、日本人の日常的な食事を帰国後も味わいたいニーズがある。銘柄米を合わせて購入する例もあり、海外での日本産米ファンを増やすきっかけになりそうだ。 _ _ _銘柄米とご飯のお供を取りそろえる(4日、日本百貨店しょくひんかんで) _ _ _ 全国各地の土産用加工品を取り扱う日本百貨店しょくひんかん(東京都千代田区)では「めしともコーナー」を設置し、ご飯のお供を100種類以上そろえる。人気商品は国産鮭フレークと辛子めんたいこを合わせた「しゃけ辛めんたい」(80グラム、565円)や、八丁みそを使ったカレーと脂の乗った肉厚なイワシが特徴の「スパイスカレー缶 IWASHI」(190グラム、572円)。都道府県ごとの商品スペースでもご飯のお供を並べる。佐賀県産のり「佐賀一番摘み 焼」(2切6枚、562円)は訪日客に人気が高く売り上げを伸ばす。 同コーナーではキューブ状の銘柄米七種(各300グラム入り、500~650円)を販売している。水上理佳店長は「ご飯のお供と合わせて銘柄米を一緒に購入する訪日客も多い」と語る。 _ _ _ハラル対応の「食べる出汁ふりかけ」(大橋水産提供) _ _ _ ふりかけの人気も高い。三島食品(広島市)は、外国人需要を意識した商品を展開する。インバウンドに人気の商品はふりかけ「海苔香味(のりこうみ)」(55グラム、400円)。焼きのりと青のり、ごまを使ったシンプルな味付けが人気となり、量販店での売り上げも好調という。 同社は1960年から主力商品である「ゆかり」などふりかけを米国や台湾へ輸出している。白米にかけるだけではなく、サラダや肉などに「和」のスパイスとしての使い方を訴求し販路を広げた。 イスラム教の戒律で許されるハラル対応のふりかけを販売するのは、大橋水産(北海道)だ。2021年2月に「ハラル認証」を取得し、ふりかけや塩昆布などハラル対応の商品を開発する。「食べる出汁(だし)ふりかけ」(70グラム、648円)は昆布とかつおぶしを調合した人気の商品。NEXCO東日本のPA内の売店や、道内飲食店でお茶漬けとして提供する。 インバウンドの消費行動に詳しいジャパンショッピングツーリズム協会の神林淳訪日市場チーフアナリストは「和食を楽しみ、お土産として日本の調味料を選ぶ動きがある」という。ふりかけやだしなど、日本を感じられる調味料の需要は引き続き期待できる。 _(廣田泉)
5月12日の「母の日」に向けた商戦が本格化している。各生花チェーンなどは主力商品を3色展開するなど、価値観の多様化に合わせ贈る相手のイメージで選べるよう提案する。若者向けのクーポンの配信やキャンペーンキャラクターの起用など集客に力を入れる。 _ _ _赤、白、青色の対比が目を引く青山フラワーマーケットの「シュシュ」(パーク・コーポレーション提供) _ _ _ 青山フラワーマーケットは、今夏に五輪が開かれるフランス・パリをイメージして多様なスタイルで提案。国旗の赤白青の配色を取り入れた赤いカーネーションの商品を中心に、ピンクとオレンジ系の3カラーを展開する。主力商品のアレンジ「シュシュ」は、Sサイズ4180円から。 _ _ _そのまま置いて飾れるブーケを2サイズで展開(日比谷花壇提供) _ _ _ 日比谷花壇は店頭の主力商品のそのまま置いて飾れるブーケを2サイズで提案。カーネーションが主役のプレシャス(2800円)はレッド、ピンク、イエローの3タイプで展開し、選択肢を広げる。若い世代に花を贈ってもらおうと、LINE公式アカウントに友達追加している24歳以下を対象に「店頭商品10%割引クーポン」を配信。来店や購入を促す。 生花店ネットワークの花キューピットは、華やかなピンク系のカーネーションのアレンジメント(4400円、手数料別)が人気だ。「母の日」のキャンペーンキャラクターに俳優の松下洸平さんを起用し、若い世代に花を買ってもらうきっかけにする。 イオンは四つの国内切り花産地の花を使ったアレンジ(6578円)を提案。人気が集まり、既に完売した。
ブロッコリーの25日の日農平均価格は、前市比9%安の1キロ432円だった。先週の適度な雨と気温高で一気に入荷量が増え、下げた。前週は400円台後半の取引が続いていた。 依然として平年より1割超高い水準にあり、量販店はしばらく定番販売が中心。売り場は広がらず、大阪の青果卸は「増量に伴い下げ基調が続く」とみる。大型連休明けは、卸売価格の下落で特売が盛んになって「持ち直してくる」(同卸)見通し。 __ _
_ _常陸牛と茨城野菜のBBQ食材セット(Engi提供) _ _ _ _ _「常陸牛」の1ポンド(約450グラム)ステーキ(Engi提供) _ _ _ ゴールデンウィーク(GW)に向けた和牛商戦が活発化している。人流の活発化やインバウンド(訪日外国人)で、外食やバーベキュー(BBQ)需要の盛り上がりが期待される。家庭向けではスーパーが和牛の商品を拡大。物価高で冷え込んでいた牛肉消費を喚起する。 JA全農いばらきが運営する農産物直売所「ポケットファームどきどき」は、BBQ場を全国展開するベンチャー企業のEngi(横浜市)と連携し、JA直売所の地元食材をBBQ場へ直送するサービスを行う。 県銘柄の黒毛和牛「常陸牛」やブランド豚「ローズポーク」のソーセージ、県産の旬の野菜やマッシュルームなどを詰め合わせた産地直送のBBQセットを提供する。県内で売り上げを伸ばすオートリゾートinはぎビレッジは、「常陸牛と茨城野菜BBQセット」を1人前4000円で販売。「常陸牛」はジューシーな脂と柔らかい肉質で人気が高い。同社の山崎繁幸取締役は「今後は季節や消費者ニーズに合わせた商品展開を行う」と展望する。 物価高で家庭の節約志向は続いている。牛肉の消費は減少傾向にあるが、スーパーではGWに向け和牛の商品数を増やすなど精肉売り場を盛り上げる。イオンリテールは、家族で焼き肉を楽しめるよう和牛と希少部位をセットで販売。品ぞろえを1・5倍に拡大する。 4月の東京食肉市場の和牛枝肉の加重平均価格(A5、去勢、24日時点)は前年比4%安の1キロ2537円。依然として低水準で推移するものの、行楽シーズンでの牛肉の消費に期待がかかる。
_ _「畑から生まれたたまご」のオムライス(全農たまご提供) _ _ _ _ _全農たまごが発売した植物由来原料のスクランブルエッグ「畑から生まれたたまご」(全農たまご提供) _ _ _ JA全農子会社のJA全農たまごは、植物由来原料を使用したスクランブルエッグ「畑から生まれたたまご」を全農の通販サイト「JAタウン」で発売した。 さまざまな理由で、卵を食べられない消費者にも安心して楽しめる卵料理を届けようと、全農の商品ブランド「ニッポンエール」の新商品として全農と共同開発した。 卵などの動物由来原料は使わず、国内の各産地で収穫した白インゲン豆やニンジンなどを使う。カゴメと、プラントベースフード(植物由来食品)ブランド「2foods」を手がけるTWOが共同開発した「野菜半熟化製法」の技術提供を受け、商品化した。本物の卵のような「ふわとろ」食感と、卵のコクや風味を楽しめる味わいに仕上げた。 商品の内容量は60グラムで価格はオープン。29日からは関東の小売店でも販売を始める。